親の幸せ

言葉の数がぐんぐん増えてく娘さん。

「お薬」を「おすくり」、「お友達」を「おとまち」と言ったりするのがかわいくて、正さずにいるうちに綺麗に「ねこじゃらし」を覚えてきたのでびっくりしました。
どこで!?

「おみずのうえで、ボールにはいるやつ、またやりたいなぁ」
というので、天気のよかった昨日、ウォーターボールのためだけに、急きょふたたび伊豆ぐらんぱる公園に。

↑ただのデートじゃん!と私。

3歳になりたての前回は、暑さもあってか「もうでる!」と途中でやめたけど、3歳8ヶ月ともなると「たのしい!!きゃ〜!」とかいって、はしゃげるほどに。
プールにはピンク色の桜の花びらがたくさん浮かんでいて、透明な床(ボール)から眺めるのは面白い体験でした。

閉園まぎわに入ったから、アトラクションはどんどん閉まっていく中、パパとふたりで110mのスライダーに乗ることに。
夕方の風が冷たすぎて「先にお土産売り場にもどってるかも…!」と見送ったものの、自販でコーンスープを見つけたので、階段で頂上にたどり着いた娘の横顔に手を振ってみる。

何度か名前を呼んでも、気づかない。
クネクネしたカーブをすべりながら、正面が向くタイミングで手をふる私を見つけた娘がパッと目を見開くと同時に、父がよく事務所から新幹線に向かって手をふり、上京する私を見送ってくれたことを思い出して、風とともに涙が流れてった。

気づけないんだよな。
その渦中の、いろんな音や景色のなかにある、誰かのシンプルでまっすぐな思いに。
だけどこうして発見したり、発見してもらえる喜びも覚えた。

ありふれすぎてて拒んでたけど、子どもをもってみて、初めてわかる親の心境っていうやつを、時々「これか」と味わっています。