新天地

新居での生活も、だいぶ慣れて来ました。

引っ越して最初に買ったものは、自転車。
朝、海まで行ってコーヒーを飲む、という夢をまっさきに叶えるべく、届いて2日め、家族が寝ている間にレッツゴー!

…でも、道がよくわかりません。
しかも晴れてるのに風、めっちゃ強い。。。
突風をあびて自然にこぼれてくる涙をふきながら、寒さに負けて途中で温かい缶コーヒーを購入。
到着したら、富士山がドドーンと見えました。ようこそ!って感じ。

次回はもう少し暖かくなってから、これまた新居にきて購入したサーモボトルにコーヒーを入れて、リトライします。
帰宅したら予想以上に足が疲れていて、きっと体力づくりにもいいってことで。

引っ越した初日は、上着もいらないくらい暖かくて春がきたのかとさえ思ったけど、それから一転して冬に逆もどりして、なんと雪…!!
積もるほどではないものの、今年はじめての関東の雪をここで見ることになるとは。

でも、ベランダに出してた観葉植物たちが、雪の中イキイキと茎を伸ばして葉を広げていたのが印象的。
今までは窓際で光も水も充分だったはずなのに、寒くても、多少水やりが遅くなっても、大地のそばで自然の空気にふれているほうが元気なのかも。

目黒をはなれる日は、朝はやくから業者の方がきて、荷積みの後すぐに私たちも新居へ急いで向かう予定で。
用事を済ませるべく一人で近所の郵便局にむかっていたら、唐突に込み上げてくるものがあって、ようやく、ああここを離れるんだ、と実感。
「この場所、この土地に、ずっと受け容れられていたんだな」っていう思い。

その恩恵を、知らず知らずのうちに受けていたことを、再認識するというか。

そんなこともあって、春風で出迎えられ、雪降る景色や夜空の星々と、まるで季節のショーが開催されたみたいな。この土地にも歓迎されているような気がして、そういう目に見えないものに思いを馳せる時は、自分の意思とは関係ないところで心臓が動いてるのと同じように、命とつながってる気がするんだ。
と、夫に。

娘も、今まで見たことのないような表情や佇まいを見せながら、すっかり馴染んで、さっそくお友達もできて。
近くの温泉も気に入って、楽しいことがいっぱい増えました。
遊ぶように、暮らしています。

バレンタインは、娘と一緒にはじめて手作りのチョコを作り、「あったかおてがみに、パパだいすき、って書くんだ〜!きっとよろこぶね!」だって。

「いいの、産んだわ」が最近の私の口癖。