先日、めずらしく夫が「今日は遅くなるから」と出かけた日のこと。
夜、外でバイクの音がした後に突然、娘が
「じしん、くる。」
サイレンやヘリコプターの音にもよく反応するし、
バイクの音を勘違いしたのかな?
とも、思ったけど。
「地震?」
「うん。」
勘違いでは、ない気がする。
「今日、くるの?」
「うん」
「え、大丈夫かな?」
「ギューって(ハグする真似)すればだいじょうぶ」
「そっか…パパは大丈夫?」
「パパは、いまはおしごとだけど、かえってくるかもしれない」
いつものたどたどしさは無く、
私の質問に的確に、スラスラと答えるものだから、
やっぱりドキドキしてしまった。
しばらくして夫から連絡がきて、かくかくしかじか。と
それから数時間後
相変わらず、地震警報の音は慣れなくて、焦る。
都内では体感的な揺れはなかったものの、
とっさに娘を抱っこしたら
「じしん、こわい〜! …どうしてギューしてるの?」
「え、さっき、こうすれば大丈夫って教えてくれたでしょ?」
「…そうなの?」
だよね。
自覚なく言葉が出ちゃうんだよね、
まるで自分がしゃべってるんじゃないみたいに。
今までも、そうかな、とは思ってたけど
改めてやっぱり、繋がってるんだな。
高次元の、というのか
本質的な、というのか。