2018
02.27

羽化と進化

コラム

たとえば、別れること。
たとえば、失うこと。

物理的なものだけじゃなく、誰かへの思いが変わったり、
何かに対するこだわりが無くなったり、
そういう、心理的なものも含めて
私たちは、ありとあらゆる変化の中を、生きている。

虫たちが羽化する過程があるように、
その変化や転機は、私たちを進化させ、
新たなるステージへと導いているのかも知れない。

スピリチュアルな人たちの中で、よく「手放す」という言葉が使われることに
私はなんだか違和感があって、
その違和感が何なのか、だいぶ時間が経ってからわかってきた。

「手放す」という事は、一見能動的ではあるけれど、
手放せないものを無理矢理手放そうとすることは不自然だし、
はなから「手放すことで得る何か」を目的にしている様子が、違和感だった。

そもそも、手放す前には「不要」だと認めるステップがある。

拮抗する感情の、要と不要の間に葛藤があり、
その葛藤が悩みや問題を引き起こす。
不要なのは相手じゃなく、相手に向けている自分自身の思い。
ただその不要な思いさえ、その時の自分には、かけがえのない大切な思い。

大切に握りしめた思いの
ひとつひとつを紐解いて行くことで、ようやくその塊になったものの中の
一番シンプルで、一番純粋な部分が見えたら、
そのことにもう、こだわらなくてもいい、と思える。

手離れて行くのなら行く、ここに在り続けるのなら、在る。
そのどちらでもいい。

その時まで、自然に任せ、時に委ねていてもいいんじゃないかしら。

そうしていつしか、私たちは、自分に必要なだけの
転機と進化を迎えるのだから。

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